1 はじめに(高次脳機能障害の後遺障害申請)
交通事故の被害に遭われた方は、相手方の保険会社と示談交渉を行い、適切な賠償金を獲得するために努めるのが一般的です。
事故に遭われた方が、高次脳機能障害と診断された場合、症状は重く、通院期間も長くなります。
このホームページにおいても、高次脳機能障害の一般論については、以下に記載しています。
また、コラムの中でも、以下のページに当事務所で扱った事例を掲載しています。
今回のコラムでは、最近取り扱った事例をご報告致します。
2 後遺障害申請に必要な書類
高次脳機能障害の申請に必要な書類のうちの一つとして、日常生活状況報告書というものがあります。
これは、基本的には同居している家族に書いてもらうことが多いと思います。
交通事故の被害者の方の事故からの状況変化を、一番に把握していると思われるからです。
では、一人暮らしの方の場合や、ご家族に協力を求めることができない方の場合は、どうなるでしょうか。
その場合には、一番、接触頻度の高い方にお願いすることになると思います。
例えば、事故後に仕事復帰している方の場合には、職場の同僚や上司等にお願いすることになると思います。
同居している家族の方に比べると、分からない部分も出てきてしまうかもしれませんが、可能な限り詳細に記載をお願いすべきです。
症状の変化については、主治医の意見書もありますので、後遺障害認定に当たっては、それらも総合的に評価されることになります。
3 まとめ
上山法律事務所では、高次脳機能障害の取り扱い実績も多数あります。
高次脳機能障害その他後遺障害の等級申請等でお困りの方は、是非、上山法律事務所にご相談ください。